木の比重について

家族の憩いの場であるを快適な場にするには、まず、家が安心出来る場で無ければなりません。土地(場所)等他に考える事もありますが、建築材を考える事が必要になってきます。

木材だけに限った事ではありませんが、それには、ユーザが物の良し悪しを見極める目をもつよう、勉強をする必要があります。

その一つとして、建築材として使用される木について、その種類、特徴を、そして、どのようなところに使用されているかを述べていきたいと思います。

木について調べたのは、大分県日田市にある日田林工の生徒さんです(野球部が甲子園出場した事もあります。)。

木材の性質を表す比重について説明します。

木材の比重とは
全乾比重:含水率0%時の比重
気乾比重:含水率15%位の比重
を言います。

木材は、住宅として使用されると大気中の湿度に影響を受けて、含水率15%位になります。木材は一般には、乾燥材を言います。

物質の比重は物質の質量とそれと同体積の4℃の水の質量との比で表されます。

木材は細胞壁と多くの隙間で構成されているので、木材の重さを相対的に表現するには、木材の質量をその体積で割った密度で表されます。

杉や桧の針葉樹は比重が小さく、栗や桜など何用材の広葉樹は一般的に比重が大きくなります。比重が大きい木材は、体積が同じでも重くなります。

杉や桧は比重が小さく、細胞の隙間には空気が入っています。空気は熱伝導率が低いので断熱性が高くなります。