サクラの特徴

桜の分布と特徴

サクラはわが国の国花であり、花といえばサクラを指すものでした。
落葉高木で、大きいものは高さ20m、直径1mまでになり時には天然記念物に
指定されているものもあります。

植物的にはサクラはサクラ科、サクラ属サクラ亜属の樹木を指します。
其の代表的なものが、山桜の一群です。
一般にヤマザクラは植物学的におおよそ3つの種類に分類されます。

ヤマザクラ(シロヤマザクラ)
特徴:ほとんど白に近い薄紅の花をつける。南方型。
分布:北は本州の宮城、新潟両県から、南は九州(屋久島まで)、南朝鮮に分布する

オオヤマ桜(紅ヤマザクラ、エゾヤマザクラ)
特徴:シロヤマザクラより花の色が濃く淡紅色で、形も少し大きい。 北方型。
分布:本州北中部(西は山口県)、北海道、南千島、樺太、朝鮮です。

カスミザクラ(オクヤマザクラ)
特徴:花はほとんど白色で、シロヤマザクラよりも半月以上も花期が遅いです。
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮に分布し、やや深山に見られます。

気乾比重 約0.62

■ 特徴
中庸かやや重硬の硬さであり、其の重さの割には材質が素直で狂いが少ない。
粘り気があって強い、切削り、その他の加工も困難でなく、表面仕上げは良好で、
磨くと光沢が出ます。材の保存性は高いほうです。

■ 用途
器具類 :盆、椀などの漆器木地、サラダボール、額縁、定規
家具  :テーブル、椅子、鏡台、仏壇
建築材 :鴨居、敷居、フローリング
その他 :木型、玩具、版木、彫刻
樹皮  :秋田県角館の樺皮細工など

※:以前はナラ材が主流でしたが、近年はサクラ材が主流になっています。
理由として、色の問題で、ナラ材は少々暗く、サクラ材はピンク系で、明るく感じるからです。
また、皇太子殿下のお住まいは、サクラ材が使用されています。